ZOZO、下方修正へ…今までの施策を簡単に振り返って原因を探ってみよう。

こんにちは、ろんどん君です。

 

”社長のポケットマネーから100名に100万円、総額1億円のお年玉”が賛否両論を巻き起こしたのは記憶に新しいところですね。

 

「貰った100万円って税金はどうなるの?」という疑問を抱き、以前ろんどん君はコラムに取り上げました。

 

100万円にどのように税金がかかるのか考察したコラム

 

その後の当選発表の結果、フォロワー数が激増、企画終了後の株価上昇など大成功に終わったようです。

 

それを受け、前澤社長の偽アカウントや、企画を模倣した便乗ツイートがタイムライン上で目立ちました。中には住所を求められるケースや、先に手数料を振り込ませようとするというとんでもない詐欺もあったようですね。

 

その件についてはキャッシング大全ライターのしちさんメガネが先日コラムに取り上げています。

 

 

剛力彩芽さんとの交際や色々なキャンペーン、SNSでの発言により前澤社長がメディアに引っ張りだことなっています。

そのおかげで一挙一動がニュースになるZOZOですが、社長の景気の良さとは裏腹に決算説明会で下方修正をした、というニュースが飛び込んできました。

 

 

あれだけ羽振りの良いところを見せていたのに何故?

 

今回は下方修正に至った経緯、そして今後の施策はいったいどうなるのか?を検証していきます。

 

ろんどん君(キャッシング大全専属ライター)

 

恥の多い生涯を送って来ました。音楽、芸術、ファッション、フットボール、あとは自分が好きです。

 

なぜZOZOは下方修正したのか?

まず、景気がよさそうに見えていたZOZOがなぜ下方修正するに至ってしまったのかについて掘り下げていこうと思います。

 

前澤社長自らが先日行われた第3四半期決算説明会にて説明したのち、下方修正をするに至った経緯や誤算を以下のようにツイートしています。

 

一時期非常に話題となったZOZOSUIT。皆様はどんなものかご存知ですよね?

 

ちなみに上司である金無和也さんはZOZOSUITはビジネススーツの類だと思っていたそうです…ファッションへの関心がなさすぎでは…まあいつも観光地で買ったような変なTシャツ着てますし、そんなものなんですかね?

 

話がそれてしまい申し訳ありません。
キラキラした目で「もっとディスっていいよ、俺のこと」とか気味悪いことをいうものですから。

 

リカちゃんもZOZOSUITを着る時代だっていうのに…。

 

と、まあこのように多様な話題性があり、申込自体は多かったものの、着にくさ採寸する際の写真撮影の手間配送の遅延などがネックとなりプライベートブランド「ZOZO」の売上につながらず、想定より利益が出なかったことが原因のようです。

 

ある程度は誰もがこうなるであろうという、想定内の「下方修正」だったようですね。

 

ZOZOSUITの失敗がすべての敗因のもとになっている

実はZOZOSUITは2018年の4月末に、センサー式の旧型デザインのスーツが殺到した注文とコストの両面により生産が追い付かなくなってしまい、12回の写真撮影を行って計測するマーカー式スーツに変更された経緯がありました。

 

漫画「GANTZ」のスーツみたいだと言われていた旧型から…

 

 

・レモンスカッシュみたいだと揶揄された新型へ。

 

 

この変更により、計測がうまくできないなどの報告が相次ぎ、プライベートブランドを購入する以前の問題が多発してしまったことは後に下方修正することとなる大きな敗因の一つでしょう。

 

実際にZOZOスーツを着たことがある人たちに話を聞いてみると、

 

  • とにかく着にくい
  • 写真撮影が面倒だから計測をしていない
  • 見た目の特殊さからハロウィンに着て街に繰り出した

 

などの意見が多くみられました。やはりプライベートブランドZOZOの購入用というよりも、物珍しさでZOZOSUITを手にした人がほとんどだったようですね。

 

海外での展開も視野に入れ、いろいろなソーシャルでアカウントを取得していたZOZO。ちなみにろんどん君はZOZOSUITがすでに海外でもサービスを開始していることは知りませんでした。

 

 

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Our denim is designed in Japan and shaped by you. #ZOZOREVOLUTION #SizeFreeWorld

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コメント内には「サイズが全く合っていないしパンツも来ない、しかもメールの返信もない」と怒りのメッセージも…。大丈夫なんですかね…。

 

国内もゴタゴタですし、この後もし正常化しても海外展開ができるとは到底思えないろんどん君なのでした。

 

風呂敷を広げ夢を見せるのが社長の役割とは言え、風呂敷の中身がガラクタでは…。

 

 

実は既に2018年10月にこうなることは予想はついていた?

ネット上では、下方修正は「想定通り」とする声が目立ちました。それはなぜだったのでしょう?

 

それでは、2018年10月の第2四半期決算説明の際に語った内容をまとめた記事をご覧いただきたいです。

 

 

ZOZOSUITの将来的な廃止や、スーツの生産遅延、発送の遅れによるプライベートブランド「ZOZO」の不振について語っていましたが、まだこの後に新たな施策があるために逆転を狙っていたのが記事から読み取ることが出来ますね。

 

全ての遅延が「年内解消予定」という根拠のあまりない不透明な見通しの中で、将来的に人手を必要としない完全自動化ライン生産に向けて研究を行うZOZOスマートファクトリーの建設をするなど、かなり強気だったことがわかります。

 

社長がテレビに取り上げられ注目度が上がり、新しい企画も必ずうまくいくであろうという驕りがあったのかもしれませんね。

 

ネットではこんな風に取り上げられている

ZOZOの下方修正が発表されてから、様々な意見がインターネット上で表明されました。

 

至極まっとうな意見として、下記のようなものが目立ちました↓

 

一連の騒動があまりにも出来すぎていて、株主からしたらたまったものではないよなア、と私ろんどん君もまったく同じことを思いました。

 

もし私が株主だったら、「ポケットマネーで1億円を配る余裕があるのなら、そのお金でせめてもう少し会社のためになるような事をしろよ!」とツッコミを入れていたことでしょう。

 

驚いたことに、予言のようなツイートをした方もいるようですね↓

 

 

他にもZOZOに対して、見るに堪えないようなネガティブな印象や見解のツイートが目立ちました。

 

そしてキャンペーンが終了したためか、前澤社長のフォロワーは約一ヵ月で100万人も減ってしまったようです。

 

 

プロ野球球団構想をぶち上げ、2018年7月18日に最高値の4875円をつけたZOZO。

 

その後完璧にサイズを合わせたはずのプライベートブランドのお粗末さがネット上で散見され、株価はなんと12月28日に1960円まで下落。

 

お年玉キャンペーンで2000円台まであがったものの、下方修正で一気にまた下落し、Twitterの更新をやめるとツイートしたとたん株価は上がり…その後は1600円台まで落ち…株価の上下を見ても分かる通り、施策というよりも社長の一挙一動で株が動くという会社としては何とも言えないお粗末ぶり。

 

お年玉キャンペーンに始まりこの下方修正でさらに報道が過熱したため、世間から前澤社長はかなり胡散臭い人物として認知されてしまいましたね。

 

 

ZOZOARIGATO(ゾゾアリガトウ)で一発逆転!?

プライベートブランドの業績が想定より少ない中、一発大逆転の施策としてさっそうと登場した「ZOZOARIGATO」

 

どういったサービスなのか?そしてどんなメリット、デメリットがあるのかについて簡単に説明していきます。

 

 

ZOZOARIGATOとは?

12月25日に発表された有料会員サービスで、内容を見てみると、

 

  • 年額3000円、または月額500円で利用できる(どちらも税抜き)
  •  

  • 割引の対象はZOZOの全商品
  •  

  • 10%OFFで商品が購入でき、その割引はZOZOが負担、割引額の一部を自身で指定して寄付をすることもできる
  •  

  • ZOZOTOWN初回登録の場合は初月30%オフになる
  •  

  • セールへの先行招待を受けることが出来る

 

デメリットに関しては、

  • 割引限度額は毎月5万円まで
  •  

  • 退会したら90日間は再登録できない
  •  

  • 決済はクレジットカード登録のみ
  •  

  • ZOZOTOWN新規会員のみ初月30%オフになる

こうしてならべてみるとユーザーにとってはかなりメリットの多いものとなっています。

 

ですが…

 

サービスの初期段階は表示方法に問題が多く、新規でZOZOに入会したユーザーでないと30%割引が受けることはできない事への説明が非常に小さく書いてあるのみという不親切さ、また月額で契約したはずなのに勝手に年契約になってしまっているなどの不具合が目立ったため、多くのユーザーがミスリードを誘うものであるとして怒りのツイートをしているのを確認することができました。

 

 

 

こうした細かい点を見落としたまま見切り発車してしまい、ZOZOSUITをはじめ過去の色々な施策の失敗からも分かる通り、対応が後手後手になりスピーディーに改善されないというのがZOZOのダメなところだ、という意見が目立ちました。

 

企画が上の一言で決まっているようなお粗末な状態では先は長くないだろう、などネガティブな印象を植え付けてしまう結果となったのです。

 

 

ブランド価値が下がる?相次ぐアパレルブランドのZOZO離れ

ユーザーにとっては年中割引となる良いサービスとなりますが、大々的に30%や10%オフと常時記載されてしまう状態にはブランド側から大きな反発があり、それにより「ZOZO離れ」と言われる大手アパレルのZOZOTOWNからの離脱がニュースを多く賑わす結果となってしまいました。

 

店頭での販売との値段に大きなギャップが生まれるため、ブランド価値が下がるとして大手アパレルのオンワードが撤退を表明、ミキハウス、ライトオン、ユナイテッドアローズなども撤退を決めています。

 

1月末の決算説明会で、全1255ショップ中、42ショップの離脱を認めたものの「業績に与える影響は極めて軽微」と説明した前澤社長。

 

この言い方ではさらなる反感を買うことにもなりかねませんし、度重なる大手の離脱はイメージダウン以外の何物でもありません。

 

何はともあれこの施策が、新しいものを追求するあまりにパートナーであるアパレル企業のことを蔑ろにしたものであったため、下方修正に大きく影響を与えたことは間違いありません。

 

受託での手数料が3割かかることや、店頭などの既存スタッフなどのネット販売への根強い反発などもあったのでしょう。

 

今後は離脱したブランドの自社ECサイトの強化などにより、もともと独壇場であったZOZOの立場も弱くなる事は必至です。

 

「ZOZO離れ」を食い止めるためにどうすれば不満を解消できるかという記事がこちら

 

しかし、ここで私は数あるニュース記事に対して思ったことがあります。

 

現時点で売り上げが大幅に想定を下回っているプライベートブランドに懐疑的とはいえ、今後の修正の予測も大してせず単にECサイトとしてのZOZOTOWNからのブランド離れしか見ていない人ばかりだな、と。

 

「ZOZO離れ」というよりは「ZOZOTOWN離れ」ですよね。

 

今まで売れていた額が当然の基準で、それより安値で売るのは嫌だというのはブランドとして当然の考え方なのかもしれませんが、もはやそういう価値観の元で消費をする時代は終わりつつあるのでは?と思ったりもします。

 

店頭での有人販売に絶対の自信を持っていたアパレル業界も、今やECサイトでセールが当たり前…時代の流れを嫌でも実感しますね。

 

世は不景気、少しでも安く買いたいのは誰もが当然考えることです。

 

ZOZOの肩を持つわけではありませんが、この低価格競争の中、ネット販売で常にセールをしたところで現代人にとってはブランド価値などどうでもよいのではないかな…と。

 

いつまでも同じやり方でブランドとして屋号を掲げ、原価から大きく離れた、何に価値があるのかもわからない商品で莫大な利益をあげていこうという考え方は、この情報時代では消費者を小ばかにしているあまりにも前時代的思考でナンセンスなビジネスの仕方なのではないでしょうか。

 

その点、ユーザーが計測をしたうえで個人の体に合わせた商品を売るブランド、「ZOZO」には確かに夢がありますね。

 

その実現に向けて今後はがむしゃらに尽力して頂きたいものです。

 

しかし、下方修正後の前澤社長の服の原価に言及したツイート(現在は削除済み)は火に油を完全に注ぐ結果となりましたね…。

 

 

 

まとめ

と、駆け足で下方修正に至った経緯をざっと紹介してきました。

 

  • 社長のSNSなどでの振る舞い
  • ZOZOSUITの失敗とPBの誤算
  • ZOZOARIGATOという施策の、ユーザーへのメリットよりも話題になってしまった大手アパレルの「ZOZO離れ」

が絡み合って下方修正を余儀なくされたと考えることが出来るでしょう。

 

想定以上に長くなってしまったので、今回の一番のキモとされている

 

プライベートブランドの業績予想と実際の利益の大きなへだたりについて

 

は今後別のコラムとして書いていこうと思います。

 

 

ところで…

 

 

SNSで自らの考えや生活ぶりを積極的に発信し共感を呼んだり、時に炎上し、そのたびに株価を変動させてきた男が本業に集中するとのこと。

 

突如としてツイッターを休む宣言、完全に沈黙してしまった前澤社長。
初心に返り、再起をはかるといったところでしょうね。

 

ですが、その状況を待ってました!と言わんばかりにZOZOに対して憶測や妄想のような内容、いかにも旧世代が考えそうな物言いの記事がネット上で毎日のように躍っていて…

 

前時代的思考でナンセンスなビジネスの仕方に囚われたファッション業界と、それに寄り添うかのような古い考え方のメディアに辟易します。

 

いっそのこと、スマホの電源を切るのもいいかもしれませんね。

 

『ネットを捨てよ、街へ出よう』

 

 

 

…ではまた後編で。

 

 

ろんどん君(キャッシング大全専属ライター)

 

恥の多い生涯を送って来ました。音楽、芸術、ファッション、フットボール、あとは自分が好きです。

 

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