消費者金融、銀行、キャッシングサイトの担当者がざっくばらんに座談会!【前編】

今回、元銀行と元消費者金融の社員だった方とキャッシング大全管理人の3者でざっくばらんに話す機会を得ることができ、貴重な情報を聞いてくることができましたのでお伝えしていこうと思います。

 

銀行と消費者金融の違いや、ここでしか聞けない裏話など盛り沢山なのでぜひ読んでみてくださいね。

 

登場人物紹介

キャッシング大全管理人
キャッシングやカードローンなどお金を借りるためのサイト運営者。
実際にキャッシングをした経験も豊富でユーザー目線の運営で定評がある。自分で言う(笑)

元消費者金融営業マン
過払い金の影響で倒産した某消費者金融でやり手の営業だった過去を持つ。
一昔前の消費者金融の実態を内部から知る男である。

元銀行員
最近まで某銀行に勤めていた元エリート銀行マン。
最新の銀行カードローン事情を最もよく知るのが彼である。

 

インタビュー形式で座談会開始!

キャッシング大全管理人(以降管理人)
今日は貴重な機会を設けて頂きありがとうございます!
ざっくばらんに皆さんの経験と知識をばらまいていってほしいのでよろしくお願いします!

元銀行融資担当者(以降銀行)
元消費者金融融資担当者(以降消費者金融)
よろしくお願いします!

 

審査通過率について

管理人
それでは、まず最初にお聞きしたいのが審査通過率についてです。
銀行さんと消費者金融さんの違いについてお話いただけますか?

消費者金融
そうですね、今の消費者金融の審査通過率は大体30%〜40%といったところですね。
私が現役で働いていた時代は40%〜50%だったので、少し厳しくなっているかなと思います。

管理人
やっぱり総量規制の影響なんでしょうか?

消費者金融
それも大きいのは間違いないんでしょうけど、申込みルートの違いですかね?
昔は店頭申込みで人対人でしたから、貸す方もなんとかして貸してあげたいというのがありましたから・・・
今の個人向け融資はもうネットが主体なんで書類に不備があったら落ちますし、基準に少しでも達していなかったら落ちてしまいます。
人の気持ちが入る余地が無いのも原因の1つですね。

管理人
なるほど、申込みの形も変わったせいというのがあるんですね!
銀行さんはどうですか?

銀行
銀行の場合は金利が低いので審査基準を高く設定しないと赤字になってしまうんです。
ですから、審査通過率は低いところで10%、高いところでも30%といったところですね。
消費者金融とも共通する部分ですが、やっぱり店頭で営業と話してからのほうが通過率が若干高いかもしれません。
ただ、人員の削減、コストの削減が進んでいるので、銀行でもネット申し込みに誘導するパターンが増えているのは間違いないです。

管理人
消費者金融も銀行も多少審査通過率が下がってもネットでの集客を重要視しているということ?

消費者金融
そうですね、若干通過率が下がっても人に会わずに気楽に申し込めるので間口は間違いなく広がりますから。

管理人
確かにネット申し込みなら、誰にも合わずにお金を借りれちゃいますもんね。
借金を内緒にしたい人や後ろめたさを感じて手を出せなかった人などにもネットは良いツールになっているということなんですね!

 

審査基準について

管理人
次に聞きたいのが審査基準についてなんですが、まずは年齢の部分からお聞かせ願えますか?

消費者金融
そうですね、年齢は20歳〜70歳まで貸すことはできるんです。
ただ、20〜22歳、60歳以上は限度額を下げざるを得なかったり、審査に通せなかったりと言う場合が多くなちゃいますね。
後は、40歳以上で独身の人は変な人が多くて・・・(笑)
私がいた会社では40歳以上独身というだけでランクダウン評価になっていました(汗)

管理人(39歳独身)
それは・・・
偏見に満ち溢れてませんか?(笑)

消費者金融
まあ他の会社さんは知りませんが、私がいた会社では経験上そうでした(笑)

銀行
たしかにそういう傾向ありますよね(笑)

管理人
ヒドい(泣)
わかりました。結婚できるように相手探しから始めますから!

 

気を取り直して銀行さんは年齢のところどうでしょうか?

銀行
おおよそ、消費者金融さんと変わらないですね。
40歳以上独身はランクダウンという決まりまではありませんでしたが(笑)

 

ただ、銀行は70歳以上であっても相談してもらえれば柔軟に対応していますね。
年金担保ローンを国がやっているので代理で貸してあげたりもできますし、なんとかしてあげたいという意識は常に持っていました。

 

消費者にとって銀行はお金を借りるための最後の防衛ラインなんだっていう意識ですね。
資金繰りの相談に乗ったり、いろんな制度を利用してなんとかならないかを検討したりと相談者さんがお金を借りれる道を一緒に探すというのは結構ありました。

管理人
なるほど!
消費者金融さんは年齢の枠内で、銀行さんは枠外でも柔軟対応なんですね!
なんだかイメージが違ったなあ。

消費者金融
そのあたりは消費者金融は貸金業法に縛られている分きちんとしてますね。
70歳を超えてたらもうかせないです。
ただ年齢制限ないならなんとか貸してやろうという意識でやってました。

管理人
どちらもなんとかして貸してあげたいという気持ちでやっているんですね!
お金に困っている人たちにはホント心強いと思います。

 

年収や職業での基準ってどうなんでしょう?

消費者金融
僕が消費者金融に勤めていた時代は、いろいろ緩やかな時代だったので、窓口に来た人にもホント緩やかな対応をしていました。
年齢や年収で設定される限度額がどうしても決まってきてしまうので、こちらでうまく誘導してあげるんです。

管理人
誘導ですか??

消費者金融
そう誘導です(笑)
例えば国民健康保険で年収240万円の人が50万円借りたいとします。
ただ、国民健康保険というだけで貸せる限度額は下がってしまうんです。
このあたりはどうしようもないので、年収を上げるんですよ。
「月収20万円です」といわれれば、「じゃ、税込み25万円ですね」と(笑)
そんなわけないんですけど、借りたい人は「え、はい・・・」となるんですね。

 

「じゃあ、ボーナス含めると年収にして350万円ですね」
と言えば、大体の人は
「まあ、それくらいです」
となるんで、240万円が350万円になるまでこちらで誘導するんです。
そうすると借りたい50万円を貸せるレベルまで引き上げることができますからね。

 

今の時代にそれをやってる業者はいませんけどね。
金融庁にちょっと調べられたら営業停止になりますから。
それにネットでの申込みが主流なんで、お客さんの入力内容がデータとして残ってしまうのでできないんですよね。

 

昔はホント緩やかな時代でした(笑)

管理人
そんな時代があったんですね!
貴重なお話ありがとうございます!!

 

銀行さんはどうですか?

銀行
確かに国保と社保で出せる限度額は変わってきますね。
ただ、いろんな相談にはのりますけど、消費者金融さんほど緩やかではないです(笑)
まあ、緩やかだった時代を知らないのでわかりませんが。

管理人
どちらにせよ、今の時代はそんな甘い話はないということですね。

消費者金融・銀行
そのとおりです。

管理人
では、職業などで審査に違いはでますか?
消費者金融
消費者金融の場合、職業ってある程度から上はあまり評価変わらないんですよ。
ちゃんとした人なら貸すというスタイルなので、上場も中小も関係ないし、医者でも弁護士でも一般企業の正社員と評価に違いはでません。
逆に下のほうが細分化されています。
国保だと社保の80%程度になってしまったり、派遣やバイト、日雇いなどでランクが変わったりします。

銀行
銀行もそのあたりは一緒ですね。
貸せるレベルの人って、後は年収次第でどこまで出すかなんですよ。
逆に国保の人や、バイトなどの非正規雇用の人たちへの融資額は制限かかっちゃいますね。

管理人
そうなんですか!?
公務員とか医者とかはすごい評価高いのかと思ってました。

銀行
評価高いのは間違いないんですよ。
ただ、貸せる層の人ならそこまで詳細に見ないということです。
限度額を決めるときに見るくらいなんです、貸し倒れの危険が少ないですからね。

 

例えば、
医者、公務員、大学教授なんかは最高ランク、一般上場企業、中小企業などの順にスコアリングされていくんですよ。

管理人
なるほど貸し倒れがいちばんこわいですもんね!
逆に貸し倒れ率が高い職業とかあるんですか?

消費者金融
タクシー、新聞配達、港湾労務者あたりですかね。
離職率が高くてすぐに飛んじゃうんですよ(汗)

 

後は先物取引の営業、保険の営業、水商売、とかは貸し倒れ高いですね。
先物の会社の人って損失を被らなきゃいけないからよく借りに来てましたよ。
こっちもそれ分かってるからなかなか貸しにくかったですけどね。

管理人
へぇ!
職業によっても色々あるんですね!

銀行
そうですね。
安定感がない職業の方には貸しにくいです。
国会議員とか貸しにくいですから(笑)

管理人
国会議員!?

銀行
はい。
任期が短いですし、いつ衆議院や参議院が解散するかわからないですから安定とは程遠いんです。
任期切れたらニートですからね、あの方たちは(笑)

管理人
国会議員の話は意外でした!
任期の話が出ましたが、勤務期間(勤続年数)ってどんな感じで評価されるんですか?

消費者金融
私が働いていた会社では、半年、1年、3年で区切ってました。
3年以上なら何年でも評価は同じです。
半年以内にはなかなか貸せませんでした。

銀行
銀行だと一応2年というのを最低ラインにしていました。
僕がいた銀行は、ですけどね。
ただ人それぞれ事情があるので、2年未満の人でも事情次第で相談にはのっていました。

管理人
ふむふむ、銀行さんって敷居は高いけど、敷居を跨げない人にも手を差し伸べてる感じなんですね。
なんかお堅いイメージだったけど優しいんですね(笑)

銀行
銀行だってなんとか貸さないと利益出ませんからね(笑)

 

 

だから僕達って本人の名前とか年齢なんかより先に、健康保険証を確認するんですよ。
健康保険証ってその人の情報が詰まっているんです。
社保か国保か?
勤務先と勤続年数
それがわかれば年収や安定性も大体わかっちゃいますから。
健康保険証があれば審査の結果がわかると言っても過言じゃないんです(笑)

消費者金融
だから、健康保険証を提出しようとする人いても、「免許証だけで大丈夫です」とか言って断ったりしましたから。

管理人
えっ?
なんでですか??

消費者金融
社会保険証の7番以内って貸付禁止だったんですよ。
若い番号だとほぼ会社役員ですからね。
法人代表や会社役員も貸付がしにくいんですよ。
安定感がない場合多いですからね。
ちらっと見て7番以内だったらしまってもらいます(笑)
貸せなくなっちゃうんで。

銀行
そういうのありますね。
後、任意記入の覧は書かないでおいたほうがいいとか(笑)
役職とか書かれたら逆に貸せなくなっちゃったりしますんで。

管理人
なにそれ?めちゃくちゃ面白いじゃないですか(笑)

銀行
やぱり、普通のサラリーマンの方が一番安定していて貸しやすいんですよ。
自営の方とかは貸しにくかったです。

消費者金融
消費者金融の場合は個人事業主の方には寛容でしたよ?

銀行・管理人
えっ??そうなんですか!?

消費者金融
貸し倒れ率が意外と低いんですよ。
会社によって違うかもしれませんけど、統計データからそうでているので・・・
なぜかわかりませんが(笑)

管理人・銀行
へーーーー!知らなかった!

信用情報について

管理人
それでは審査基準のうちになると思いますが信用情報についてお伺いしたいと思います。

消費者金融
基本的にはJICC、当時は情報センターと呼んでいましたが、そこで情報を取得して事故情報があればアウトでしたね。
当時は各信用情報機関の連携もされていなくて、事故情報以外には消費者金融の借入件数だけチェックしていましたね。
信販系のCICとかもあるんですけど基本JICCだけでした。

銀行
銀行はCIC、JICC、全銀協の3つ全部チェックしてます。
クレジットカードの利用履歴も過去の借入状況も全部洗い出しますね。
事故情報はあれば論外ですが、厳しくチェックしてました。

管理人
やっぱり、事故情報には厳しいんですね。

銀行・消費者金融
ブラックの人には貸せないですよ。

銀行
今って結構細かく見れるんですよね。
基本返済金額以下の返済とか・・・

管理人
基本返済以下の返済とは何でしょうか?

銀行
例えば、毎月1万円の返済をしなければいけないところ、7千円しか返せなかった場合のことを言うんです。
昔は7千円でも返済していればわからなかったんですけど、今の時代こういうのも分かっちゃうんですよね。
わかる情報が30日以上の遅延からしかなかったですから。

消費者金融
消費者金融の場合、ブラックでさえなければなんとか貸付まで持っていきましたけどね。
額は変わりますが少しでも融通をきかせるのが仕事でしたね。
ただ、時代が変わってるんで今の消費者金融って相当クリーンですよ。
銀行よりは通りやすいのは間違いないですが、そういう所が生き残ってるんですよね。
ただそのせいで借金に困って達いかなくなる人もいると思いますから一長一短じゃないかと・・・

管理人
確かに国の言うことも理解できるけど、煽りを受けている人もいるのは間違いないですね・・・

 

ちなみに、延滞の信用情報登録って3ヶ月って言われていますが、どのようにされていました?

消費者金融
明確に3ヶ月延滞したら登録しますね。
これはカチッと決まっていました。
ただ、この登録するラインは金融会社や銀行によって差があると聞いたことがありますよ。
銀行さんはどうだったの?

銀行
僕が勤めていた銀行は月をまたいだらアウトでしたね。
3ヶ月とかではなくて月またぎで登録してました。

管理人
それは例えば、返済日が31日で1日遅れて次月の1日に返済した場合でも月またぎですか?

銀行
そうです。
そこは明確に月をまたいだら延滞情報を登録というルールでした。
ですから、遅れそうな雰囲気のあるお客さんには返済日を月初から10日くらいまでに設定させてました。
これも銀行によってルールは違うかもしれませんが、私がいたところではそうだったという話です。

管理人
そこは銀行さんは融通きかないんですね・・・

 

なんか同じ融資の話でもこんなに消費者金融と銀行で違いがあって、思いもよらない情報も知れてめちゃくちゃ新鮮です!
後半もよろしくお願いします!

 

後編に続く>>