運用会社が軒並み破綻!危険な投資先「レセプト債」とは一体何?

レセプト債って何?何が投資の対象だったの?

 

2015年、「レセプト債」を運用・発行していた企業各社が、一斉に破産申請したと報じられたことは、みなさんの記憶には新しいことでしょう。
とはいえ、一般投資家の方にとっては、レセプト債という言葉自体、耳慣れないかもしれません。
レセプト債を説明するには、日本の医療制度を理解する必要があります。
日本は国民皆保険制度を設けており、医療費の自己負担は原則3割だけで、それ以外は保険でカバーされるしくみができています。
残りの7割は公的保険から支払われており、病院が各健康保険組合に治療費を請求しています。
そして、健康保険組合に診療報酬を請求する手続きは煩雑で、治療を行った病院が実際に医療報酬を受け取るまでに、約2カ月かかるといわれています。
そのため、資金繰りに困る病院もあり、この診療報酬を請求する権利を投資家に販売するという方法で、現金化することがあるのです。
この診療報酬の請求権を証券化したものを、レセプト債といい、小分けにして販売されました。

 

発行総額は約227億円!投資家がレセプト債を購入した理由

 

レセプト債は、証券化した発行企業が医療機関から債権を買い取り、債権者は自社とした上で債権を発行していました。
そしてこの発行会社が投資家に対し、毎年一定の利子を支払うと持ち掛け、年利3%で販売されたのです。
レセプト債自体は、請求できる診療報酬があるものですから、他の社債と違い、安全性が高いはずでした。
ですが、それは病院が不正診療をしていないこと、発行会社が適切な運用を行うことが前提です。
日本のレセプト債の発行額は約227億円にのぼりますが、その大半は償還されないといわれています。
安全性が高いレセプト債だからこそ購入した投資家にとっては、詐欺にあったといっても過言ではない事態といえそうです。

 

リスクが低いはずのレセプト債が破たんしたのはなぜ?

 

レセプト債を発行・運用していたのは、「潟Iプティファクター」「潟<fィカル・リレーションズ・リミテッド」「メディカル・トレンド・リミテッド」「オプティ・メディックス・リミテッド」「潟Gム・アイ・ファシリティズ」の5社とされています。
その販売を行っていたのも竹松証券やアーツ証券などで、大手の証券会社は販売していません。
つまり、運用能力が十分にない企業が発行・運営したことが、破たんの原因ということです。
こうしたリスク商品を避けるためには、取り扱う証券会社や運用企業が適切かどうかを、きちんとリサーチする必要があるのです。

 

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