新生活に向けて就職内定者・新社会人向けローンの上手な利用方法と注意点

やっとの思いで就職内定をもらい一息つくことができると思う頃には、大学生活もすぐに卒業に向けての準備が始まります。

 

卒業論文を終えたら卒業旅行の計画を立てるという人もいるでしょう。
旅行から戻れば、今度は謝恩会の衣装決めに卒業式に着る袴や着付け、卒業記念の写真撮り、何かとお金がかかる予定が出てきます。

 

入社後に慌てないようこの時期に通勤用のスーツなどを用意する必要もありますし、大学卒業後に実家を出る、大学時代のアパートから引っ越しをするとなれば新生活に必要な費用はさらにかさみます。

 

このように特に学生生活最後の1月から3月は大学卒業前のさまざまな予定と同時に新生活に向けた準備も行っていかなくてはならない大変忙しい時期で、想定外の出費に見舞われる期間でもあります。

 

すぐにお金が必要なのだけれど「借りるのは初めてでなんだか怖い」という人もいるでしょう。

 

確かに、迂闊に手を出すとあとで痛い目を見ることになるローンも世の中には存在します。

 

しかし、利用の仕方とローン商品、金融機関の選択等を間違わなければ安全に安心して利用することができます。

 

ただ、いざ借りるとなると「どの金融機関のどの商品を選べばいいのか分からない!」という人も多いようです。

 

しかも、多くのローン商品の中から一つを選ぶのは意外に時間と労力がかかるものです。
また実際に安全で自分にとって最適なローン商品を選択するためには、ポイントがあります。

 

ここでは「自分にとってのベストな商品」を選択するためのコツと留意すべきポイントについて詳しく説明します。
それぞれの状況に合わせたローン商品をいくつかピックアップして最適なローン商品を選ぶことができるようお手伝いしていきます。

 

田辺華子(キャッシング大全専属ライター)

 

文筆家。書きたい人をサポートする「つくし舎」代表。3児の母。専門は、女性のライフステージとお金に関すること。大学を退職後、教育や執筆に関すること、また、結婚、妊娠、出産から老後まで、女性のお金に関することを中心に、セミナー講師、執筆を行っている。

 

 

就職内定者向け?新社会人向け?借り入れ可能なローンの種類とカードローン選択の方法!

学生で初めてお金を借りるという方にとって聞き馴染みのない名前かもしれませんが「就職内定者向けローン」は、学生の中でも就職先の内定をもらっている人だけが利用できるローン商品です。

 

ここでは分かりやすいよう「内定者向けローン」としていますが、学生の中でも就職内定者に特化したこのローンは「就職内定者応援ローン」「大学卒業予定者ローン」「新卒予定者応援ローン」など金融機関によっても商品名が違います。

 

就職内定者ローンの融資対象者とその条件とは?

融資対象となる学生の範囲についても4年制大学のみと指定されている場合や短期大学・大学・大学院・専門学校のいずれも対象としている場合など申込先の金融機関によっても変わってきますので利用前によく確認しておかなければなりません。

 

また、学生で就職内定者限定と聞くと利用対象年齢は20代前半くらいまでだろうと思われる方も多いと思いますが、年齢については学生であれば「満20歳以上満30歳以下」など、多くの金融機関が幅広く定めています。

 

さらに通常、銀行や消費者金融のカードローンでは、利用対象年齢は「満20歳から」と設定されそれ以下である場合には申し込みができません。
しかし、ろうきんが取り扱う就職内定者ローンの中には、条件付きではあるものの「満18歳以上」から申し込みが可能と柔軟な対応をしている金融機関もあります。

 

借りたお金の使い道は決められている?どんなことに利用してもいいのか?

借りたお金の使い道については、多くの金融機関で学生時代に必要な卒業旅行の資金、運転免許取得費用、入社に備えた勉強に必要な費用、また、新生活のための引っ越し費用や家具・家電の購入資金など自由に利用できることになっています。

 

ただし、多くの金融機関において事業性資金や不動産や株式などの投機的資金、ギャンブルの資金、借金の借り換えや返済への活用、反社会的資金としての利用は禁止されています。

 

とは言え、例えば長野ろうきんのようにカードローンやクレジットキャッシングなどの借り換え資金にも対応可能といったケースもありますので多くの金融機関が規制している目的に利用したいという場合には、よく調べてみると意外に利用可能な金融機関が見つかるかもしれません。

 

カードローンのように何度も借り入れができる?

ご存知の通り、カードローンは月々きちんと返済を行い決定された限度額の枠内であれば、自分が必要な時にいつでも何度でも借り入れをすることができるという商品の特徴があります。

 

しかし、就職内定者ローンの場合には、こうした形式で利用することはできません。

 

同ローンは、フリーローンのように借入希望の金額を申請し審査によって決定された金額を一回で借り入れするというスタイルになっています。
ですから、それ以上の金額が必要な時には、再度審査手続きをする、あるいは他の金融機関のローン審査を受けなければなりません。

 

親の同意は必要か?

借り入れに関して「親の同意書が必要かどうか?」は学生ならではの不安と言えます。
多くの親が子供の借金返済を心配するでしょうから、それを知りながら同意書を書いてもらうというのは大変気が重いものです。

 

就職内定者ローンの場合、結果から申し上げれば、同意書は必要な場合とそうでない場合とに分かれます。

 

確実に同意書が必要になるケースは、利用者が「満20歳以下」の場合です。

 

一方、申込者が「20歳以上」で「保証会社の保証が受けられる人」という条件をクリアできさえすれば、多くの金融機関の場合、親の同意書を提出する必要はありません。

 

ただし、審査の状況によっては保証会社から連帯保証人を求められる場合もあります。
ですから、この点についてどうしても心配という方は事前に金融機関に質問するなど不安を解決してから申し込みをするようにするといいでしょう。

 

内定していることを証明する必要がある?申し込みに必要な書類は?

申し込み時の提出書類には、通常のカードローン審査とは違い本人確認書類(上記の通り、未成年者の場合には「親権者の同意書」)の他に翌4月から正社員として正式に入社することが予定されているということを証明するために「採用通知書」や「内定証明書」などの提出を求められるケースがほとんどです。

 

少し前まで証明書は、内定式などで企業側から直接手渡しでもらうことも多かったのですが、最近ではEメールで通知されることも多くなってきています。
しかし、どのような形であれ重要な書類であるに違いありませんのできちんと保管しておくようにしましょう。

 

ただ、企業側から内定したという連絡はあっても「採用通知書」や「内定証明書」が届かないというケースもあるでしょう。
その場合には、利用を予定している金融機関側に他の書類で代用できるか?を聞く、あるいは、内定先の企業に書類を出してもらえるかどうか聞いてみましょう。

 

内定先の企業に連絡をするのが不安という方も多いと思いますが、賃貸物件契約の際に「内定通知書」等が必要になる場合もありますので、それほど心配することはないでしょう。

 

内定先に電話が行く?

就職内定者向けローンを利用する場合「内定先の企業に連絡が行ってしまうのでは?」といったことを心配する方も多いようです。

 

一般的なカードローンの場合、審査時に勤務先への在籍確認の電話連絡があるというのはよく知られていることです。

 

一方、就職内定者向けローンでは、内定先とはいっても入社しているわけでも社員として働いているわけでもありませんので、基本的に内定先の企業に連絡が入ることはないと考えていいでしょう。

 

ただし、約束通り返済が行われていない、あるいは、金融機関からの電話を支払いできずに逃げているといったことがあると就職先だけでなく実家に連絡が入る可能性が高くなりますので注意しておくべきです。

 

就職内定者向けローンのメリット&デメリット

就職内定者向けローンのメリットやデメリットについて簡単にまとめていきます。

 

メリット

@低金利 
就職内定者向けローンの各金融機関の金利を調べてみるとその多くが2.5%から8.8%の間で設定されています。
その数字は消費者金融各社だけでなく多くの銀行カードローンの金利と比較してもお得な金利設定になっています。

 

A担保不要
多くの金融機関で就職内定者向けローン契約に不動産などの担保は不要です。

 

B18歳から利用可能なものもある!?
親の同意がなくてはらないとはいえ20歳以下でも利用可能なローンは少ないので、未成年であっても新生活準備をしたい内定獲得者にとっては助かるローンです。

 

C初任給を得るまでは利息のみの返済が可能!
通常、カードローンなどを利用すると返済は利用日翌月から開始することが多いのですが、
就職内定者向けローンの場合は在学中であることが考慮され、入社し、お給料が出るようになるまでの間は利息のみの返済で元金据置での取り扱いも可能です。

 

卒業までの時期は、予定も準備をすることも多い時期でもありますので出費が抑えられるという点は嬉しいポイントです。

 

Dお金の管理がしやすい
必要な時に自由に何度もお金を引き落とすことができるカードローンと違い、一度にお金を借り入れする就職内定者向けローンは、返済額等も把握しやすく分かりやすいのでお金をしっかりと管理することができます。

 

デメリット

・取り扱っている金融機関が少ない
就職内定者向けローンを取り扱っている主な金融機関は地方銀行とろうきんですが、いずれも数行です。

 

・地域が限定されている
武蔵野銀行「むさしの新卒予定者応援ローン ROOKIE」や長野ろうきん「就職内定者向けローン」を例にとってみると、前者では「埼玉県内または東京都内に勤務先もしくは自宅がある方」、後者では「長野県内に居住・長野県内に本社もしくは事業所を置く企業から内定を受けている・長野県内へのUターン就職内定者」などその多くが地域限定となっています。

 

ですから、まずは商品を探し、内定先の所在地や居住地など自分の条件に合っているかを確認するところから始める必要があります。

 

・限度額が低い
限度額は、通常の銀行カードローンと比較すると見劣りしてしまいます。
ご存知の通り、銀行カードローンの限度額は「10万円から800万円」など高額融資にも対応できるように設定されています。

 

高額な設定だからと言って希望の金額を貸付けしてもらえるわけではありませんが、消費者金融のように貸金業法の総量規制といった縛りはありません。
ですから、そうした点で限度額を上げたいという方にとっては有利な条件であることに間違いありません。

 

一方、「就職内定者向けローン」商品の場合、その多くが限度額上限を50万円、多いところで100万円に設定しています。

 

銀行カードローンの800万円と比較してしまうと就職内定者向けローンの限度額は少ないと感じてしまうかもしれませんが、自分の管理できる範囲の金額で返済をしていくということを考えると新生活を控える学生には「ちょうどいい金額」なのかもしれません。

 

また、消費者金融などでは貸金業法の総量規制によって年収の3分の1以上は借り入れができないことになっています。
これは、安全に金融取り引きを行い無理なく返済ができる目安となりますが、例えば、大学を卒業してすぐの平均年収は賞与額を除いて約250万円程ですので、貸金業者では多くても80万円くらいまでしか借り入れができないことになります。

 

このように一見デメリットとして捉えられるものでも視点を変えると利点となるものもありますので無理をしない範囲で安全に借り入れをすることを心がけましょう。

 

 

このように条件さえ自分に合っていれば、大学在学中で特に就職先が既に決まっている学生の皆さんにとって就職内定者向けローンは、お得で利用しやすいローンだと言えるでしょう。

 

ただ、大学在学中に借り入れができるのは「就職内定者向けローン」だけではありませんし、利用条件や方法、目的などによっては、別のローン商品を選択した方が良いということも出てきますので、事前のチェックは忘れずにしておきたいところです。

 

こうしたことも含めて以下では、内定が決まっている大学生だけでなく一般の学生から新社会人の方々のためのローン商品選択のコツや申込可能なローンの種類について詳しく見ていきます。

 

就職内定者&新社会人がお金を借りる方法とローン選択のポイント

例えば、「帰省して結婚式に出席するため、できるだけ早く10万円を用意したい!」という場合、一般にお勤めの方が「お金を借りる方法」としてすぐに考えつくものは次のようなものでしょう。

 

@両親や親せき、友人など身近な人から借りる
A銀行のカードローンを利用する
B消費者金融のカードローンを利用する
Cクレジットカードのキャッシング機能を使う
D会社から(「従業員貸付制度」等を利用して)借りる

 

ご存知の通り「お金を借りる方法」は、上記のものだけではありません。
例を挙げると「土地を担保にお金を借りる」「年金担保融資制度を利用する」など上記以外にも方法を見つけることはできます。

 

しかし、有担保ローンは土地の査定に時間がかかり、すぐに現金を受け取りたい時には不向きですし、年金を担保にできる年齢は限られてきます。

 

こうして考えてみると自ずとローン商品の選択のポイントが見えてくるはずです。

 

自分に合ったローン商品を選択するためのポイントとは?

上記の例での「目的」は帰省して結婚式に出席するための費用を得ること、「状況」はできるだけ早く資金を準備したい、「金額」は10万円、そして「利用条件」に深く関わりのありそうな情報は社会人ということになります。

 

では、@からDのどの方法がこの方にとってベストな方法なのでしょうか?

 

まず、それらのどの方法においても利用者の「目的」と「利用条件」は満たすことができます。
しかし、状況を見てみると「できるだけ早く」ということですから2018年から即日融資が取り止めとなったAと申し込みから貸し付けまでに2〜3週間程度かかるDは、自ずと外れることになります。

 

すると残りは@ACですが、それぞれにメリットやデメリットがありますのでその点と相談しながら決めるといいでしょう。

 

@は一見簡単なように見えますが、意外に心配や面倒が多い方法でもあります。
頼む相手が10万円をすぐに準備できるかどうか?その後の人間関係に及ぼす影響、さらに、身近な人物であるだけに理由を詳しく聞かれるという煩わしさもあります。

 

すると最終的にBかCということになりますが、それぞれ自分が希望する「目的」「状況」「金額」「利用条件」は満たしていますので、最後は「商品内容」と「使いやすさ」から選択されるといいでしょう。

 

「商品内容」で一番気にかかるのは金利ですが、金利の低さから言えばBの方がお得に借り入れができますし、初めて利用するという場合は、多くの消費者金融が「〇日間金利なし!」などのサービスを行っていますので、利用されることをおすすめします。

 

ただ、Bは申し込みをしなければならないのが億劫、また、Cならカードを持っているし使いやすいからといった場合には、利用しやすいCから借りるとストレスなくスムーズに借り入れができるでしょう。

 

このように、利用者の「目的」「状況」「金額」「利用条件」「商品内容」「使いやすさ」をポイントにローン商品を比較していくと必ず自分に合った商品を選択することができます。ローン商品選びに迷ったら、これらのポイントを意識して一度それぞれを自分の条件に合わせて整理してみるといいでしょう。

 

自分の条件に合った商品を選ぶためのもう一つのポイントは「属性」!

これらのポイントは、「お勤めの方」だけでなく年金受給者や主婦、学生やアルバイトの方でも同じようにローン商品選択の際に活用することができます。

 

ここでは、上記に加えさらにもう一点、より自分に合った商品を選択する際のポイントをお教えします。

 

ローン商品を探す時、上記のように資金使途が比較的自由なフリーローンを利用するというのも一つの方法ですが、自動車、住宅、教育や結婚資金など自分がお金を借りる目的がはっきりしている場合には、その「目的」に特化したローン商品の中から選択するとよりお得に借り入れができます。
このように「目的」によって商品を選ぶ方法の他、利用者の属性に注目した商品を選択する方法もあります。

 

高齢者層をターゲットにした「リバースモーゲージ」やプロミスなどで取り扱いのある「レディースキャッシング」がその例です。

 

また、大学生という「属性」に特化したローン商品で学生本人が手続きをして借り入れができるローンには「学生ローン」や「就職内定者用ローン」といったものがあります。

 

学生は「借り入れしにくい!」といった情報は多く出回っていますが、上記のポイントや
商品によっては学生に特化したものもありますので、こうした視点から選択する方法も上手なローンの利用の仕方として覚えておくと良いでしょう。

 

社会にでる前に知っておきたいお金のこと!社会人1年生がお金を借りる方法とは?

他方、大学卒業後の社会人1年生向けのローンについてですが、「新社会人」という属性に特化したローン商品を取り扱っている金融機関は残念ながらありません。

 

「就職内定者応援ローン」や「大学卒業予定者ローン」など在学中の就職内定者のためのローン商品の取り扱いはあっても、卒業後、一旦社会で出て働き始めてしまうと前に取り上げた「一般にお勤めの方」の方法で借り入れをすることになります。

 

ですから、社会人になって「お金がない!」といったことが無いよう大学在学中の3月までに引っ越し費用等を除く20万円から30万円程度は用意しておくべきでしょう。

 

入社してからでは遅い!?4月までに備えるべきお金とは?

実際に卒業後の生活について想像してみるとよくわかるのですが、大学4年生の3月まで実家から仕送りをしてもらっていたとしましょう。

 

では、入社後の4月の生活費はどうしますか?
卒業間際になって「どうしよう?」と慌てる学生さんも多いようですが、4月1日からの生活費は会社が支給してくれるわけではありません。

 

例えば給与規定が「毎月10日締め20日払い」だったとするなら、4月20日に新入社員が受け取ることのできる初任給は4月1日から10日までの分ということになります。
たった10日分の給与で5月のお給料日まで生活が保てるわけがありません。

 

そう考えると4月分だけでなく5月20日のお給料日までの生活費も学生時代に貯めておかなければならないのです。
特に4月は新生活準備で足りないものがあった!ということもあるでしょうし社会人としてのリズムが整うまでは何かと入用ですが、お金のことなどなるべく心配事は抱えたくない時期です。

 

しかし、学生時代に準備することができなかったという場合には、食べられないというのはやはり死活問題ですので上記の「一般にお勤めの方」の方法で借り入れをするしかないでしょう。

 

両親や親せきを頼りにできるのであれば@の方法も悪くはありません。
また、上記Dの「従業員貸付制度」については入社後人事部等に利用条件を聞くことになりますが、残念ながら「新入社員は利用できない」と定められているケースが多いためあまり期待しない方が良いでしょう。

 

新社会人のカードローン利用!そのメリットとデメリット

すると現実的にはABのカードローンということになりますが、新社会人がカードローンで借り入れするのにはメリットもデメリットもありますので、簡単に説明していきます。

 

メリット

・審査スコアが上がる
学生から安定した収入のある社会人にステップアップしたことで返済能力を確認することができますし、在籍確認も可能になりますので審査のスコアも同様に高くなります。
・学生の時と比較すると限度額が上がる可能性がある
ただし、新入社員であっても限度額が上がるのは最低半年以上経過してからと考えておいた方が良いでしょう。

 

デメリット

・「就職内定者向けローン」よりも金利が上がる
・入社後すぐの場合には、限度額が少なくなる
例えば、入社1日目、あるいは1週間という短い期間の場合、収入証明書を提出することができません。

 

銀行や消費者金融のカードローンでは多くの場合、利用限度額が50万円を超える時に収入証明書を提出する必要がありますので、その点から考えても大きな金額を借り入れすることはできないと考えておいた方が良いでしょう。

 

こうした点から考えると在学中、先々を考えて計画的に「就職内定者向けローン」を活用できるよう準備しておくのは賢い方法と言えるのかもしれません。

 

はじめてのカードローンを安全に利用するために!知っておきたい注意点とは?

ここでは、カードローン初心者の方が安全に且つ安心して利用するために「最低限、これだけは注意しておきたい!」というポイントをまとめていますのでご利用前に確認してみてください。

 

滞納は絶対にしない!計画的に返済をする!

カードローンを使い始めたら「滞納は絶対にしない」よう常に心がけておくべきです。

 

まず、カードローンの約定日に返済が行われていないということになると保証会社や金融機関から「不払い通知」や「入金のお願い」等のハガキが送られてきます。

 

また、携帯電話に連絡がある金融機関もありますが、その場合には必ず「期限(いつまでに)」「金額(どのくらい)」「返済方法(どのようにして)」返済するのかを担当者と確認しながら、返済の意思をしっかりと伝えることがポイントです。

 

そして万が一「延滞しそう!」と思った時には、気付いた時点で直ぐに金融機関に連絡をし、上記3つのポイントを担当者に伝えましょう。
気づいた時にすぐ連絡をして返済の意思と期限を伝えることができれば、この時点でいきなり怒られるようなことはありません。
「怒られそう」「しばらく気づかないふりをしよう」などと対処せずに放置すれば、大変な事態に発展しかねませんので必ず連絡はするようにしましょう。

 

さらに、いつまでも気づかないふりをしたり電話連絡を無視したりしていると、実家や内定先にまで連絡が入ってしまう可能性があります。
ですから在学時に一般のカードローンを利用する際には、内定企業の連絡先ではなくアルバイトの連絡先を記入するよう注意を払うことです。

 

また、延滞は「連絡したからもう大丈夫」では済まされません。
友人間での貸し借りを思い浮かべればすぐに気づくはずですが、約束した日にお金を返すことができなければ貸した側には迷惑がかかります。
知り合いならば、謝って済ませてしまうのかもしれませんが、対金融機関との取り引きでは迷惑をかけた代償として「遅延損害金」を支払うことになります。

 

遅延損害金の利率は、多くの金融機関が20%と定めています。
支払うべき金額の算出方法は、
借入額×遅延損害金年率÷365日×延滞日数です。

 

ですから例えば、借入額50万円で30日延滞すると
50万円×20%÷365×30 =8219円となり、延滞金8219円を月々の返済額にプラスして返済しなければならないのです。

 

ご存知のようにカードローンは「担保なし」の商品です。
担保なしで借り入れができるのは「利用者の信用」を担保にしているからですので、その信用を疑われ根底からなし崩しにするようなことが無いよう注意してください。

 

就職後はどうするの?カードローンの変更手続きは忘れずに!

一度カードローンを契約してしまうと忘れがちなのが変更手続きです。
「引っ越しをして住所が変わった」「結婚をして名前が変わった」という場合には連絡を入れるという方も多いようですが、「大学を卒業して就職した」「転職した」といった場合の変更手続きは忘れてしまうという人も多いようです。

 

中には、転職をして年収が減ってしまったから変更手続きをしたら今の限度額を下げられてしまうのでは?という心配から故意に連絡を入れないという方もいるのかもしれませんが、返済能力はお金を貸している側の金融機関にとっては重要な問題ですので利用者の義務として報告することを忘れないようにしましょう。

 

また、大学在学中に契約したカードローンを就職後も引き続き利用するのであれば、きちんと変更手続きをするべきです。
就職内定者向けのローンなど契約時に就職予定先の書類を提出している特殊な例を除き、企業側は、利用者が就職したのかどうかなど手続きで利用者からの報告がない限り知り得ることがありません。

 

報告しなかったからと言って即罰せられるといったことはありませんが、できるだけ早い段階で連絡を入れておくと良いでしょう。

 

奨学金の返済や生活費のためにカードローンを利用しない!

日本学生支援機構のデータによれば、奨学金の貸与割合は全体の学生の50%強となり半分以上が何かしらの奨学金に頼って学生生活を送っているという結果になっています。
例えば、私立4年制大学の4年間、日本学生支援機構の第一種奨学金を利用した場合、毎月(自宅外生の場合)1万4222円を18年間返済します。

 

社会へ出て、この奨学金の返済で苦しい生活を強いられている若者についてはよくニュースで取り上げられています。

 

ただ、奨学金の返済が原因でさらに苦しむことにならないよう注意すべきことは、「奨学金をカードローンで返済しない!」ということです。

 

奨学金の返済は、上記の例で言うと18年間は必ず必要なものです。
これは、日々の暮らしに欠かすことのできない水道光熱費や食費といった生活費も同様です。

 

カードローンは、例えば冠婚葬祭費や旅行費、引っ越し代など一時的に必要なものに利用する分には生活を助ける便利なものですし、短期間で安全に利用することができます。
しかし、一旦水道代など生活に欠かせないものに利用してしまうと、結局は次月もカードローンを利用しないと支払いができない上にカードローンの返済も上乗せされ「借金のために借金をする」状態になってしまうのです。

 

そうなる前に家計の支出を見つめなおし、節約できるところがないかなど生活に必要なお金を整理してみるべきです。

 

近年、奨学金の返済に苦しむ若者のために会社によっては、奨学金の返済を行っている社員に対して、例えば「10年働いたら100万円を返済のために支給する」といった奨学金返済のための特別な制度を設けているところも増えてきているようです。
会社の制度等については入社後に説明されると思いますが、分からない場合には、先輩や人事担当部署等に聞いてみるといいでしょう。

 

「お金を借りる」ということに慣れないように!

誰もが初めてカードローン契約をする時は怖さもあって緊張するものです。

 

ただ、実際にカードローンは「毎月決められた金額をきちんと返済する」という簡単な約束さえ守って利用することができれば、安全で便利なものですから、利用し始めるとはじめの緊張など多くの人が忘れてしまうのです。

 

しかし、この緊張が解け「お金を借りるのは別に怖いことではなかった!」と知ってしまい「少しならカードローンで借り入れできるから大丈夫だろう!」ということが繰り返されるようになると常習的に借金をするようになり、すぐに返済額も膨らんでしまいます。

 

一度こうした状況に陥ってしまうと返済が長期化し、抜け出るのも一苦労です。
外出先で一時の誘惑からカードローンを利用するようなことは避け、利用する時はよく考え計画性を持って借り入れができるようカードローン利用時には、自分のためにもはじめの緊張感はほどほどに抱えておいた方が良いでしょう。

 

ヤミ金は絶対に避ける

特にはじめてカードローンを利用する方に注意して欲しいのが、ヤミ金からの借り入れです。
今回、上記に紹介した金融機関での借り入れであれば全く心配ありません。
しかし、それ以外にご自分で金融機関を探して借り入れをするという場合には、危険な金融機関でないことをしっかりと確認した上で利用するようにしてください。

  • 貸金業法を遵守した営業が行われているかどうか?
  • 勧誘方法など怪しい点はなかったか?
  • 貸付条件などがきちんと示されているか?
  • 貸金業登録番号は正しい登録のものか?

などヤミ金を確認する方法はいくつかありますが、実際に見極めるのは手間もかかります。初めてカードローンを利用するのであれば、銀行や誰もが名前を知っている大手消費者金融などを利用するようにした方が良いでしょう。

 

おわりに

大学を卒業したばかりでは、そこまで気にしていないという方も多いかもしれませんが、社会人1年目と2年目ではお給料の手取りの金額も変わってきます。

 

このように聞くと「2年目は少しアップするんでしょ?そんなの当たり前でしょ!」と思われる方も多いでしょう。
しかし、可笑しなことに実際は1年目よりも2年目の方が手取りの金額は減ることが多いのです。

 

社会に出て働き始めると毎月のお給料から税金や健康保険料が天引きされることになります。
その一つに住民税がありますが、この税金は前年の所得に対して納税するものですので社会人1年目の人たちは天引きされていないことが多いのです。

 

ただ、2年目からは社会人1年目の所得に対する住民税がお給料から差し引かれることになりますので、1年目から2年目に給与自体が上がらなければ、その分手取りが減るということになるのです。

 

このように「住民税」一つとっても学生時代には考えもしなかったようなことが社会へ出た後には世の中の仕組みとして出てきます。

 

また、社会へ出て幅広い年代層の人たちとの付き合いが出てくるとお葬式に参列することも増え、特に20代から30代は結婚式に出席する機会も多くなってきます。
社会人になって毎月自由に使うことができるお給料が入るというのは嬉しいことですが、同時にこうした自分で管理しなければならない出費も増えることになります。

 

当たり前のことですが、そうした想定外の事態や突然の出費のたびにカードローンで補っていては後々大変なことになってしまいます。
社会人1年目で大変なことも多いと思いますが、責任あるお金の使い方ができなければ真の自立にはなりません。

 

咄嗟にお金が必要になっても多少なら困らないように、ある程度は少しずつ貯蓄に回し、どうしても足りないという時のためにカードローンを少し利用するなど、将来のためにも計画的に自分の収入を管理する技を磨いていきましょう。

 

田辺華子(キャッシング大全専属ライター)

 

文筆家。書きたい人をサポートする「つくし舎」代表。3児の母。専門は、女性のライフステージとお金に関すること。大学を退職後、教育や執筆に関すること、また、結婚、妊娠、出産から老後まで、女性のお金に関することを中心に、セミナー講師、執筆を行っている。

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