悲劇の成人式!「はれのひ」からお金は取り返せる?

振袖の着付けや販売を手がけていた「はれのひ」。
あろうことか成人式の当日に夜逃げをして、大騒動になったのは記憶に新しいですよね。

 

一生の一度の成人式。
華やかな振り袖に身を包み、同級生たちと式に出席する予定だった女性にとっては、悲劇の成人式になってしまいました。

 

ところで、気になるのは「はれのひ」でローンを組んでいた場合に返金されるかどうかですよね。

 

「はれのひ」では、振り袖を購入するプランだと最低でも20万円はかかります。
一括では払いづらい額なため、ローンを組んでいた人も多くいらっしゃるようです。

 

この記事では「はれのひ」でローンの利用をしていた人が、どうやったらお金を取り返せるか徹底解説します。

 

また、ローン先が破産するなど、いざという時のためにすぐに行動できるように読んでおいてください。

 

「はれのひ」からの返金は絶望的

成人式の着付けが行われなかったのならば、本来なら「はれのひ」から全額返金されるべきです。
しかし、現実的にはその可能性は0%です。

 

会社が倒産すると、残っている資産をお金に変えて債権者に返済されます。
もし多くの資産が残っていれば少しでも多くの額が返金されるでしょう。

 

しかし「はれのひ」に残っている資産はレンタル用の振り袖など、ごくわずかしか無い模様です。
さらに、一般の契約者よりも、税金や金融機関に優先的に返済される事になっています。

 

残念ながら、新成人には1%?5%程度しか戻らないと推測されます。
「はれのひ」からの返金は絶望的と考えておきましょう。

 

ローンの分割払いなら返金される可能性あり!

「はれのひ」からの返金はほぼ見込めませんが、だからと言って諦めないでください。
もし一括払いではなくローンの分割払いを利用していれば、返金の可能性は十分にあります。

 

その方法が「支払い停止の抗弁」です。

 

「支払い停止の抗弁」で全額返金される?

「支払い停止の抗弁」とは、ローン会社への支払いを止めるための手続きです。

 

例えば総額20万円のエステを、12ヶ月分割払いで契約したとしましょう。
もし3ヶ月後にエステ店が倒産してしまったら、当然その後はエステを受けることはできません。

 

しかし、分割したクレジット払い自体は支払いを終えるまで続いてしまいます。
商品やサービスを受けることが出来ない状態なのに、お金いつまでも支払い続けなければいけないのです。

 

このような事態を防ぐために「支払い停止の抗弁」という仕組みが用意されています。

 

ローン会社に支払い停止の抗弁書を提出することで、以降の支払いを停止することができます。
また、すでに支払った分の代金も返金される場合があります。

 

返金されるための条件とは

無条件で支払い停止や返金が受けられるわけではありません。
支払い停止の抗弁には以下の条件を満たしている必要があります。

  • 抗弁理由を満たしていること(後で詳しく解説)
  • 総支払額が4万円以上
  • 2回以上の分割払い

また、以下の条件のいずれかに該当すれば抗弁理由は満たされます。

  • 商品の引渡しがないこと
  • 商品の引渡しが遅れたため、商品購入の目的が達せられなかったこと
  • 商品の販売の条件となっている役務(サービス)の提供がないこと

「はれのひ」騒動は、成人式までに着付けのサービスが終わらなかったり、振り袖が届かなかったりしているわけです。
当然、抗弁理由は完璧に満たしていると考えられます。

 

必ず返金されるの?

残ったローンの支払い停止は、ほぼ間違いなく行われます。
しかし、すでに支払ったお金が返金されるかどうかは、最終的にはローン会社の判断となります。

 

似たようなケースとして旅行代理店の「てるみくらぶ」の倒産が参考になります。
旅行出発前に倒産してしまった利用者に対して、多くのクレジットカード会社からの返金事例が報告されています。

 

返金されるまでの時間

残っているローンの支払い停止は、比較的スムーズに行われます。
支払い抗弁書を提出して、1ヶ月程度でローン支払いが停止される傾向にあるようです。

 

すでに支払ったお金の返金には、時間がかかってしまうと覚悟しておきましょう。
返金するかどうかをローン会社の中で検討するため、1ヶ月程度で返金されることはまずありません。

 

預けている振り袖はどうなっちゃうの?

購入した振り袖を預けている人は返却してもらうことが可能です。

 

成人式から数週間経った1月29日から振り袖は返却され始めています。
まだ振り袖の返却手続きをしていない人は、以下の連絡先に相談してみましょう。

はれのひ破産管財人 債権者相談窓口(平日10時?16時)
044−544−8558
044−544−8566
044−544−8570
044−544−8586

なお返却されるのは、代金を全て支払っている振り袖や、持ち込みで預けていたものに限られます。
買い取り契約をしていても、まだローンが残っている振り袖に関しては返却されません。

 

メルカリに出品されたってホント?

「はれのひ」がオークションサイトのメルカリに、利用者の振り袖を出品しているのではないかという疑惑も報道されました。
これに関してはメルカリが公式に否定しています。

 

利用者の振り袖は「はれのひ」破産管財人がきちんと管理しているので心配しないでください。

 

【まとめ】すぐにローン会社と破産管財人に連絡しよう

「はれのひ」でローンを組んでいた人向けの対策についてまとめてみました。

 

とにかく利用者がやらなければいけないことは2つです。

 

・ローン会社へ連絡して、支払い停止抗弁の手続きをする
・破産管財人に連絡して、振り袖返却を受ける

 

特にローン会社への連絡はなるべく早く行ってください。