顔認証システムによるキャッシュレス決済の時代が来る!?その必要性について思うこと

 

こんにちは、金融ライターのJin(@jinpokopon_h)です!
最近ネット上で顔認証決済という言葉をよく聞くようになりました。

 

PayPayやau PAYなどのコード決済とは異なる顔認証決済。
それが今、セブンイレブンやファミリーマートなど大手のコンビニで実証実験が進められているんです。

 

決済での利用に限らず、顔認証システムは2020年の東京オリンピックの入場確認にも利用されることになっています。

 

それ以外にもあちこちの分野での利用が決まっており、今後徐々に導入が進められていくことは間違いなし!

 

そんな顔認証システムですが、そもそも本当に必要なの?というのがJinが疑問に思うところで。

 

今回は日本の顔認証システムについて、普及が進んだ中国の例を見ながらその必要性について考えていきたいと思います。

 

 

Jin(キャッシング大全専属ライター)

 

アニメ・ソシャゲが趣味のオタク。金融だけでなく、政治やら経済やらにも関心がある模様。現在半泣きで奨学金を返している20代なのはここだけの話。

 

日本の顔認証決済の現状

 

2019年4月に、顔認証システムを導入したファミリーマートが横浜にオープンしました。

 

 

パナソニックとの協業により実現したもので、従業員の負担の軽減、効率化を図るなどが主な目的です。

 

顔の向きやメガネに影響されにくいため、認証しづらいといったことがなくスムーズに決済できるのがポイント。

 

ただ普段マスクを着用しているJinにとっては、顔認証での決済だとその都度マスクを外す必要があるので微妙な気もしています…。(冬の季節ならなおさらですよね)

 

またセブンイレブンはNECとの協業で、セルフレジや顔認証決済システムを導入した省人型の店舗の実証実験を行っています。

 

実験の成果として、従業員の労働の負担を大幅に削減し、労働時間も4時間に抑えることに成功したそうです。

 

セブンイレブンといえば、人手不足によりオーナーが時短営業をしたら本部から契約解除、違約金として1,700万円の支払いを要求されたことで話題になりました。

 

 

ローソンでは顔認証の導入の動きはなく、代わりに2019年10月の消費増税までに全店にセルフレジを導入するとのこと。

 

コンビニ各社とも人手不足に対処するための省人、無人での運営が急務になっています。
以上のことからも、顔認証やセルフレジを「導入せざるを得ない」状況になっているのは明らかです。

 

「社会的な必要性」が普及の要因の一つになるのは、前回紹介した中国の信用スコアの例からもわかる通り。

 

 

ブラックで有名なコンビニなどの現場環境が顔認証システムで大幅に改善されれば、一躍ホワイトで有名な仕事になり、かえって人が殺到するパラドックスが生まれるなんてこと…あるかもしれませんね。

 

またライブチケットの転売対策など、分野によってはすでに顔認証システムが導入されており、決済についても今後本格導入に向けた運用が進んでいくのは間違いないでしょう。

 

中国の顔認証決済の実際の様子をみてみよう!

 

中国ではキャッシュレス先進国といわれるとおり、QRコードの決済だけでなく、顔認証決済も普及しています。

 

中国のキャッシュレス決済事情については当サイトのしちさんメガネさんが解説!

 

 

こちらは中国で利用者数No.1の大手QRコード決済「Alipay」の顔認証決済の利用風景。
財布やスマホを取り出す必要がないため、スムーズに支払いを完了しています。

 

 

同じAlipayの顔認証決済かどうかは分かりませんが、こちらでもスムーズに決済を行っているのが見て取れます。

 

以上の二つの例を見ても、中国のユーザー、店員さんが顔認証決済に慣れていることが分かりますね。
日本でも、中国のように顔認証決済の導入が進み、徐々に利用する人が増えていけば、顔認証決済への抵抗もなくなるかも…?

 

ただ普及が進んだとしても、Jinはマスクを常に着用しているのと、なんだか照れくさいのとで顔認証決済は使わないかもしれません(笑)

 

そもそもスマホに「OK!google」と話しかけるだけで便利に検索できるあの機能ですら、照れくさくて自分では一回も使ったことがありません。

 

街中でもそんな人を見かけたことはなかったような…。(iPhoneのsiriも同様に)

 

顔認証が奥ゆかしい日本人の感情を超えてちゃんと普及するのか、今から不安になってきました(笑)

 

精度やセキュリティに問題はないの?海外の不正利用の例から

 

他人の寝顔で顔認証突破、口座から不正に引き出し

 

顔認証のシステムで欠かすことのできない点が、その精度とセキュリティです。

 

中国では、他人のスマホの顔認証を突破するために、スマホの持ち主が寝ている間にスキャンして顔認証を突破、口座からお金が盗まれる事件が起きました。

 

 

記事によれば、本来顔認証システムでは目を閉じている間は認証ができないものの、スマホの顔認証の精度が低かったため不正に解除されたとのこと。

 

これを受けて中国のネット通販では、以下のような顔認証防止マスクが販売されることになりました。

 

出典:https://www.fnn.jp/posts/00044725HDK

 

 Jin「というかこれ…、どこかでみたことあるような…?」

 

そう思って探してみると…。

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

やはり完全に一致…!

 

名探偵コナンの黒い犯人、まさか食品のパッケージを飾っていたとは驚きでした…。
実際に食べてみた方の感想は、JinのTwitterまでお待ちしております!

 

何はともあれ寝る前にここまで対策するなら、パスワードでの認証か、一人で暮らした方が良いのではと思わざるを得ません。

 

顔認証システムの精度が高くなければ導入する意味がないのが、こうした例からもよく分かりますね。

 

本人の写真や動画でなりすましは可能?

 

このようにスマホでの顔認証の精度が低いため、以下のツイートのように本人の写真や動画を利用してのなりすましが可能でした。

 

こちらは両親の写真で顔認証の突破を試みる中国の子どもの様子。

 

 

画面にアイコンが表示され、スマホを操作していることからも、解除に成功しているとみて良さそうです。

 

Jinは自分のスマホの中にやましいものは特にありませんが、家族や友人、知人などにこれをやられてしまうと、とても良い気はしません。

 

こうしたなりすましができるということは、それだけ不正につながる可能性が大きいことを意味します。
そのため先ほど紹介したAlipay、iPhone Xでの顔認証では、赤外線を用いて影や奥行きなど3次元での解析による認証機能が搭載されることになったんです。

 

iPhone Xでの顔認証、双子の判別はできるの?

 

認証精度が向上されたとはいえ、双子の判別ができるほどのものかどうかはJinも気になるところ。

 

それについて双子芸人のザ・たっちの二人が実際に検証を行ったのが以下の動画です。

 

【検証】双子芸人ザ・たっちはiPhone Xの顔認証を突破できるのか!?【GameMarket】

 

 

結論からいうと、簡単に突破できました…

 

認証精度が上がったといえど、まだ双子を正確に判別できるほどではなかったようです。
「なりすましの防止」はここでもまだ不可能ということに…(´;ω;`)

 

これをうけて、2019年2月、Appleは顔の表皮下の血管パターンで本人を判別する顔認証の特許を出願しています。

 

ここまでいくとAppleの執念を感じてしまいますが、プライバシーの確保・向上にむけて真剣に取り組んでいることが分かりますね。

 

日本での顔認証システムの精度の高さは?

 

一方で、日本の顔認証システムの精度はどれくらいのものなのでしょうか?

 

Jinが特に注目しているのが、セブンイレブンと協業しているNECの顔認証システムです。

 

2017年にアメリカの研究所が行った顔認証技術の精度を図るベンチマークテストでは、その認証精度は99.2%と他社を圧倒する精度の高さで世界一の評価を得ました

 

驚きなのは、厚化粧や整形をしている場合でも、骨格情報の組み合わせから識別が可能となっていることです。

 

その世界一の認証精度の高さから、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの選手の本人確認に利用されるほど。

 

こちらの記事によれば、大人の双子でも識別が可能とされていることから、コンビニでの顔認証決済においても問題はなさそうです。

 

 

しかし実際の導入にあたっては双子、整形の場合などの判断をより正確に、エラーなく行える必要があります。
今後もApple同様にさらなる精度の向上が課題です。

 

まとめ:顔認証システムは本当に必要なの?監視社会につながるとの声も

 

ここまで顔認証システムについて、日本や海外の例を取り上げてきました。
必要性があるかないかで言えば、Jinは「必要」だと思っています。

 

少子高齢化、人手不足の観点からもセルフレジとあわせての導入は今後必須になるでしょう。

 

また最近ではライブのチケットの転売対策にも顔認証システムが利用され、その効果を発揮しています。

 

 

今後「顔パス」だけの本人確認・決済が主流となれば、利用者側、店舗(運営側)の双方にとって、スムーズで負担のないやり取りが可能になります。

 

ただキャッシュレス決済での顔認証システムの利用については、店舗による実証実験の段階なのが現状なので、本格導入まで注目することにしましょう。

 

その一方で、ギャンブル依存症の方への入場制限のため顔認証が利用されることが、政府によって決定されています。

 

 

これについて、Twittter上では監視社会につながってしまうとの批判の声もあります。
中国政府の社会信用システムによる監視社会とまではいきませんが、個人情報・プライバシーへの意識が強い日本では慎重な議論が必要になるでしょう。

 

中国政府の社会信用システムについてはJinの関連コラムでも紹介しています!

 

また中国では今年2019年2月に、顔認証データを取り扱う企業から250万人分のデータが流出。

 

結局のところ情報を管理するのは一企業であるため、日本でもその可能性がないとは言い切れないのが困りものです。

 

 

Jinとしては、以上のような点が世論として十分に議論されないまま、企業や政府がサクサク導入を進めている気がしてなりません。

 

どのような用途でどのように利用していくのか、企業や政府、私たちが慎重に考えるべきでしょう。

 

Jin(キャッシング大全専属ライター)

 

アニメ・ソシャゲが趣味のオタク。金融だけでなく、政治やら経済やらにも関心がある模様。現在半泣きで奨学金を返している20代なのはここだけの話。

 

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